肌荒れ防止と色ムラケアに使われる紫色の生薬エキス。鎮静・創傷治癒目的で古くから軟膏などに使われてきました。

紫根(シコン)エキスとは

紫根(Lithospermum erythrorhizon/シコン)は、ムラサキ科ムラサキの根で、美しい紫色の色素成分シコニンを含む生薬です。日本では江戸時代から「紫雲膏(しうんこう)」として火傷や切り傷の治療に使われてきました。抗炎症・抗菌・創傷治癒作用があり、肌荒れケアや美白系化粧品に配合される和漢成分です。

主な効果

  • 抗炎症作用で肌荒れを鎮静
  • 創傷治癒を促進(肉芽形成)
  • 抗菌作用で肌を清潔に
  • 血行促進でくすみをケア
  • メラニン生成を抑制し透明感アップ

働くメカニズム

紫根の主成分シコニン(アルカニン)は、抗炎症作用(NF-κB阻害)や抗菌作用を持ち、線維芽細胞を活性化して創傷治癒を促進。また、チロシナーゼ阻害作用によるメラニン生成抑制効果も報告されており、シミやくすみのケアにも応用されています。

使用方法

軟膏(紫雲膏)、化粧水、美容液、クリームに配合。肌荒れや傷跡のケア、またはくすみ・色ムラが気になる部位に使用。紫雲膏は薬局で入手可能な医薬品です。

使用上の注意点

紫雲膏は油性で独特の匂いがあり、衣類に色移りすることがあります。化粧品グレードのエキスは扱いやすく加工されています。まれにアレルギー反応が出ることがあるためパッチテストを推奨します。