「洗顔のあと30秒で頬がつっぱる。オルビスのセラミドが気になるけれど、飲むものと塗るものがあって何を選べばいいのか分からない…」
と悩んでいませんか。
実は、オルビスの「セラミド」という言葉は、飲んで内側から取り入れるタイプと、肌に塗るタイプの2系統を指していて、目的も根拠の種類も異なります。オルビスのセラミドは、飲む「ディフェンセラ」は肌の水分を逃しにくくする機能が認められたトクホ、塗るスキンケアは角層をうるおいで満たすお手入れ、という役割の違いで選ぶと迷いにくくなります。この記事では、公表されている情報をもとに両者の違いと、乾燥が気になる人の選び方、注意点までを整理して解説します。
オルビスのセラミドは「飲む」と「塗る」の2系統?まず全体像を整理
【結論】オルビスのセラミドは、飲むタイプのディフェンセラと、塗るタイプのスキンケアに分けて考えると整理しやすくなります。
飲むタイプの代表が、2019年1月1日に発売された「オルビス ディフェンセラ」です。「肌の水分を逃しにくくする機能」が消費者庁に認められた特定保健用食品(トクホ)※1で、関与成分は米胚芽由来グルコシルセラミド※2(DF-セラミド)とされています。
※1 特定保健用食品(トクホ)…からだの生理的機能などに影響を与える成分を含み、その表示について国が個別に審査し許可した食品のこと。
※2 グルコシルセラミド…セラミドにブドウ糖(グルコース)が結合した物質のこと。食品由来のものは、肌に塗るセラミドとは物質としての種類が異なります。
塗るタイプでは、2023年9月21日発売の先行型の美容液「ベースアクティブ LP セラム」(36mL)が、ナノセラミドバイオLPカプセルを配合した製品として紹介されています。ただし、配合されているセラミドの種類や量は、確認できた範囲の公表情報では明らかではありません。成分表は公式サイトの商品ページで確認してください。
なお、オルビスの他シリーズ(エイジングケアライン等)にセラミドが配合されているかどうかは、この記事では確認できていないため扱いません。
セラミドは肌で何をしている?バリア機能と乾燥の関係3点
【結論】セラミドは角層にある脂質の一種で、水分を保ち外部刺激から肌を守るバリア機能に関わる成分と考えられています。
押さえておきたいポイントは次の3点です。
- バリア機能※3への関与:セラミドは角層※4の細胞の間を埋める脂質の主要成分のひとつで、水分を保持し、外からの刺激が入りにくい状態を保つことに関わると考えられています。
- 乾燥との関係:角層の脂質が不足すると、肌内部から水分が蒸散する経皮水分蒸散※5が増えやすくなる、と指摘されています。
- 年齢・環境による変化:季節の変わり目の低湿度や、洗いすぎ・こすりすぎなどで角層の状態が乱れると、乾燥を感じやすくなることがあります。
※3 バリア機能…肌の水分が外へ逃げるのを防ぎ、異物や刺激の侵入を防ぐ、角層を中心とした働きのこと。
※4 角層(角質層)…肌のいちばん外側にある層で、細胞とその間を埋める脂質でできています。
※5 経皮水分蒸散…皮膚の内側から水分が蒸発して空気中へ出ていく現象のこと。
「セラミドを足せば乾燥が必ず解消する」というわけではなく、洗顔のしかたや保湿の頻度といった習慣もあわせて見直すことが大切です。
「飲むセラミド」ディフェンセラの特徴と知っておきたい4つの事実
【結論】ディフェンセラはトクホとして国が個別に審査した食品であり、化粧品とは根拠の種類も使い方も異なる「内側のケア」です。
公表情報から確認できた事実は次の4点です。
- 許可表示:「肌の水分を逃しにくくする機能」が認められた特定保健用食品です。肌への作用の根拠は、食品として審査を受けた内容に基づきます。
- 関与成分:米胚芽由来グルコシルセラミド(DF-セラミド)です。玄米1tから2g程度しか取れない成分と紹介されています。
- 摂取方法:1日1包が目安で、ゆず風味のパウダータイプ、水なしで飲めるとされています。
- 位置づけ:美肌づくりを訴求するトクホとして、日本初と発表されました。
一方で、トクホは医薬品ではなく、効果の現れ方には個人差があります。持病で通院している方、アレルギーのある方、妊娠中・授乳中の方は、摂取前に原材料表示を確認し、必要に応じて医師へ相談してください。
「塗るセラミド」ベースアクティブ LP セラムはどんな製品?3つの確認ポイント
【結論】塗るタイプは「先行型美容液※6」という使い方の製品なので、位置づけと成分表を確認してから取り入れるのが安心です。
確認したいポイントは3つです。
- 使うタイミング:先行型美容液とされ、化粧水などの前に使う設計の製品として紹介されています。使用順や量は公式の説明に従ってください。
- カプセル技術:セラミドを内包した「ナノセラミドバイオLPカプセル」を配合しているとされます。肌への働きは化粧品の効能効果の範囲(肌のうるおいを保つ等)で捉え、変化を保証するものではありません。
- 成分表の確認:セラミドの具体的な種類・配合量は、確認できた公表情報では分かりませんでした。気になる人は全成分表示で確認してください。
※6 先行型美容液…化粧水より前の洗顔直後に使うことを前提にした美容液のこと。
飲む・塗るの使い分けは?目的別に比べる3パターン
【結論】「内側から継続して取り入れたい」なら飲むタイプ、「いま気になる部分を直接うるおしたい」なら塗るタイプ、と目的で分けると選びやすくなります。
| 項目 | 飲む(ディフェンセラ) | 塗る(スキンケア) |
|---|---|---|
| 区分 | 特定保健用食品 | 化粧品 |
| 取り入れ方 | 1日1包を継続して摂取 | 洗顔後に肌へ塗布 |
| 主な目的 | 肌の水分を逃しにくくする機能 | 角層のうるおいを保つ |
| 注意点 | アレルギー・持病・妊娠授乳中は確認 | 肌に合わない場合は使用中止 |
目的別の考え方は3パターンです。
- 全身の乾燥が気になる:塗る範囲が広く手間がかかるため、飲むタイプも選択肢になります。
- 顔の特定の部位だけ乾燥する:塗るタイプで直接保湿する方が取り入れやすい場合があります。
- 両方を試したい:併用を禁じる情報は確認できませんでしたが、まず一方を数週間続けて肌の様子を見てから追加すると、合わなかったときの原因を切り分けやすくなります。
やめるべきサインと皮膚科受診の目安は?注意したい4つのこと
【結論】赤み・かゆみ・ヒリつきが出たら使用を中止し、続く場合は皮膚科を受診してください。
- 塗るタイプで刺激を感じたとき:赤み、かゆみ、ヒリヒリが出たら使用をやめ、洗い流します。初めて使う前は腕の内側などでパッチテストを行うと安心です。
- 飲むタイプで体調に違和感が出たとき:発疹、腹部の不快感などがあれば摂取を中止し、医師に相談してください。
- 乾燥が数週間改善しないとき:保湿を続けても赤みや強いかゆみ、皮むけが続く場合は、皮脂欠乏症やアトピー性皮膚炎など他の要因も考えられるため、皮膚科で相談してください。
- セラミドだけに頼らないこと:洗いすぎ、熱いお湯での洗顔、強いこすり洗いは角層の状態を乱す原因になりえます。
オルビスのセラミドに関するよくある質問(FAQ)
Q1. セラミドは肌でどんな役割をしていますか?
A. 角層の水分保持やバリア機能に関わると考えられています。(詳細)
角層の細胞の間にある脂質の主要成分のひとつです。ただし、足せば必ず乾燥が解消するわけではなく、洗顔や保湿の習慣も影響します。
Q2. ディフェンセラと化粧品は併用してよいですか?
A. 併用を禁じる情報は確認できていませんが、公式の注意書きに従ってください。(詳細)
まず片方を数週間続けて肌の様子を見てから追加すると、原因を切り分けやすくなります。
Q3. DF-セラミドとは何ですか?
A. ディフェンセラの関与成分である、米胚芽由来グルコシルセラミドの呼称です。(詳細)
公表情報では、玄米1tから2g程度しか取れない成分とされています。
Q4. 飲むセラミドだけで保湿は足りますか?
A. 食品の機能は「肌の水分を逃しにくくする」ことで、外からの保湿を置き換えるものではありません。(詳細)
外からの保湿や紫外線対策、生活習慣も大切です。肌の状態に応じて保湿を組み合わせてください。
Q5. 肌に合わないと感じたらどうすればよいですか?
A. 塗るタイプは使用を、飲むタイプは摂取を中止してください。(詳細)
赤みやかゆみが続く場合は皮膚科を受診してください。
まとめ|オルビスのセラミドは目的に合わせて選ぶ
オルビスのセラミドは、飲むケア(ディフェンセラ)と塗るケア(ベースアクティブ LP セラムなど)で役割が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
- 全体像:飲むタイプはトクホ、塗るタイプは化粧品という区分の違いがあります。
- ディフェンセラ:「肌の水分を逃しにくくする機能」が認められた、米胚芽由来グルコシルセラミド配合のトクホです。
- 塗るタイプ:先行型美容液で、セラミドの種類・配合量は成分表で確認します。
- 注意点:赤みやかゆみが出たらすぐ中止し、続く場合は皮膚科へ。
乾燥は一朝一夕で解消するものではありませんが、洗顔や保湿の習慣とあわせて数週間〜数か月続けることで、肌の状態が整っていくことが期待できます。
※本記事は一般的なスキンケア情報を目的としており、特定の効果効能を保証するものではありません。製品情報は2026年10月時点で確認できた公表情報に基づくため、最新の成分・仕様は公式サイトでご確認ください。肌状態に不安がある場合は、皮膚科専門医へご相談ください。