「洗顔もクレンジングも毎日しているのに、夜に洗面所の鏡を見ると、小鼻のザラつきと白っぽい角栓が目に入る…」「ドラッグストアで990円のちふれのクレンジング オイルを見つけたけれど、これで角栓も落ちるのかな?」
と迷っていませんか?
実は、クレンジングオイル1本で角栓をすべて取り去ることは困難です。しかし、ちふれの「クレンジング オイル」は、ミネラルオイル(=鉱物由来の液状の油)を主体にメイクや皮脂汚れを落とすオイルで、公式は角栓への作用をうたっていません。使い方しだいでは、角栓の皮脂側の汚れを落とせる可能性があります。ただし古い角質(=古くなってはがれ落ちる角層細胞)が主体の部分は、酵素洗顔(=タンパク質を分解する酵素を配合した洗顔料)など別のケアで補う考え方が現実的です。
この記事では、ちふれ公式サイトの商品情報と全成分表をもとに、角栓ケアに向く点・向かない点、乾いた手での使い方4つのコツ、併用ケアの考え方、皮膚科を受診する目安までを整理します。
ちふれのクレンジングオイルで角栓はケアできる?公式情報と成分から見る3つのポイント
【結論】ちふれのクレンジング オイルは「メイクと皮脂汚れを落とす」ためのオイルで、角栓向けの成分は公式の成分表に見当たりません。角栓まわりの皮脂汚れを落とす毎日のクレンジングとして考えるのが妥当です。
公式がうたっているのは「メイクを落とすこと」
ちふれ公式サイトの商品ページ(執筆時点)では、「クレンジング オイル」(220mL、税込990円、詰替用は税込880円)は「ハードなメイクを一気に落とす、ぬれた手でも使えるオイルタイプ」と紹介されています。マスカラなど落ちにくいメイクになじみ、洗い流しがスムーズで、肌にぬるつきやべたつきを残さないことが特徴として挙げられています。
一方で、商品ページの特徴文や使用方法に、角栓や毛穴への作用の記載は確認できませんでした。つまり「角栓用のクレンジング」ではなく、メイク落としとして設計された製品です。
成分表から読める洗浄のしくみ
公式の全成分表には、次の成分が掲載されています(製造記号21103以降の表示)。
最も多いミネラルオイル(=鉱物由来の液状の油)は、メイクや皮脂のような油性の汚れとなじみやすい性質をもつ油分です。イソステアリン酸PEG-8グリセリルは、水を加えたときにオイルが水に混ざって流れやすくなる(=油と水を混ぜ合わせて、水で流せる状態にすること)ことを助ける役割の成分と考えられます。グリセリンは保湿成分、トコフェロールは酸化を防ぐ目的で配合されることの多い成分と考えられます。
つまり、油分でメイクと皮脂を浮かせ、水で流すという、一般的なオイルクレンジングと同じ構成です。
酵素・サリチル酸などの角質ケア成分は見当たらない
角栓に着目した製品でよく見かける酵素(タンパク質を分解する成分)やサリチル酸(=角質をはがす作用で知られる成分)などは、公式の成分表には含まれていません。この点は、角栓ケアをうたう製品との違いと考えられます。
角栓の正体とクレンジングオイルで落とせる範囲は?
【結論】角栓は皮脂と古い角質(=古くなってはがれ落ちる角層細胞)が混ざったものと考えられています。オイルがなじみやすいのは皮脂側で、角質側は別のケアが必要になるため、1回で取りきる期待は持たないほうが安心です。
角栓は皮脂と古い角質が混ざったもの
角栓は、毛穴の中で皮脂と、はがれ落ちた古い角質(=古くなって肌の表面からはがれ落ちる角層細胞。主成分はタンパク質)が混ざって固まったものと考えられています。時間がたつと空気に触れて黒ずんで見えることもあります。
オイルがなじむのは皮脂側、角質の部分は別のケアが必要
クレンジングオイルは油分でできているため、皮脂やメイクのような油性の汚れとなじみやすい一方、ちふれのクレンジング オイルにはタンパク質を分解する酵素は含まれていません。黒ずんだ角栓に対しては、酵素配合のクレンジングを選ぶという考え方もあります。
そのため、ちふれのクレンジング オイルを毎日使うことは「毛穴まわりに皮脂やメイクを残さない」ための基本ですが、すでに固まった角栓がすぐになくなることまでは期待できません。
角栓が気になる人のちふれクレンジングオイル使い方4つのコツ
【結論】公式の使用方法をベースに、「ポンプ2〜3回分を指の腹で軽くなじませる」「よく洗い流す」「洗顔料で仕上げる」の3つを守り、落ちにくいメイクの日は「乾いた手と顔で使う」を加えた4つがポイントです。
コツ1:落ちにくいメイクの日は、乾いた手と顔で使う
ちふれ公式は、ぬれた手でも使えるとしたうえで、「落ちにくいメイクをしっかりと落としたい時には、乾いた手でお使いください」としています。オイルは水分が混ざると油性の汚れとのなじみが弱まると考えられるため、小鼻などの皮脂汚れが気になる日も、手と顔の水気をタオルで拭いてから使うほうが理にかなっています。お風呂場では、湯船に入る前に使うと水気の影響を避けやすくなります。
コツ2:ポンプ2〜3回分を、指の腹で軽くすべらせる
公式の使用量は、ポンプ2〜3回分です。量が少ないと指と肌の間で摩擦が起きやすくなると考えられるため、目安量はしっかり取りましょう。顔全体に指を軽くすべらせるようにして、やさしくなじませるのが公式の手順です。
小鼻やあごは、指の腹でくるくると小さな円を描く程度にとどめます。メイクとなじませる時間は短めにとどめ、長時間のマッサージは避けましょう。爪を立てたり、長時間こすったりしないことが大切です。
コツ3:水またはぬるま湯でよく洗い流す
公式は「水またはぬるま湯でよく洗い流します」としています。熱いお湯は必要な皮脂まで落としやすく、乾燥につながる場合があるため、人肌に近いぬるま湯が向いています。生え際やフェイスラインは、オイルが残りやすい部分と考えられます。
コツ4:公式どおり、洗顔料で仕上げる
ちふれ公式の使用方法では、洗い流したあとに「洗顔料で洗顔してください」とされています。洗顔料での仕上げまでを1セットとして使いましょう。洗顔料は、こすらずに泡をのせて洗えるタイプを選ぶと摩擦を抑えやすくなると考えられます。
角栓が残るときの併用ケア3つの考え方
【結論】クレンジングオイルでは補いきれない角質側の汚れには、酵素洗顔などを週1〜2回を目安に取り入れつつ、保湿を欠かさないことが大切です。
考え方1:酵素洗顔など角質ケアは週1〜2回を目安に、肌を見ながら
タンパク質を分解する酵素を配合した洗顔料などは、角質側の汚れに着目したケアです。毎日の使用ではなく、週1〜2回程度から始め、赤みやつっぱりが出ないかを観察しながら頻度を決めます。ピーリング系(=薬剤で古い角質を取り除くタイプのアイテム)と重ねすぎると肌への負担になりやすいため、一度に複数の角質ケアを足さないようにしましょう。
考え方2:洗顔後の保湿を欠かさない
肌が乾燥すると、皮脂の分泌が増える場合があります。クレンジングと洗顔のあとは、化粧水や乳液で水分と油分を補うことが、乾燥を感じにくい状態を保つことにつながると考えられます。
考え方3:メイク落とし重視の日と、毛穴ケア重視の日を分ける
ちふれのクレンジング オイルは、落ちにくいメイクをしっかり落としたい日に向いた設計です。ノーメイクやナチュラルメイクの日まで毎回オイルを使うと、必要以上に油分を取り除く場合があります。メイクの濃さに合わせて、オイル以外のクレンジングと使い分けるのも1つの方法です。ほかのブランドの角栓向けクレンジングオイルとの違いが気になる場合は、次の記事も参考になります。
やめるべきサインと皮膚科受診の目安【リスクと注意点】
【結論】角栓を爪や毛穴パックで無理に取り除いたり、オイルを長時間こすりつけたりすることは避けましょう。赤みやかゆみが出たら使用を中止し、改善しない場合は皮膚科に相談してください。
押し出し・毛穴パック・長時間マッサージは避ける
角栓を爪や器具で押し出す、毛穴パックで一気にはがす、オイルを顔にのせたまま数分マッサージするといった行為は、肌表面を傷つけ、赤みや乾燥につながるおそれがあります。傷ついた肌は外部刺激を受けやすく、毛穴まわりの状態がかえって悪化する場合もあります。
赤み・かゆみが出たら中止し、改善しない場合は皮膚科へ
使用中や使用後に、赤み、かゆみ、ヒリつき、ブツブツなどの異常が出た場合は、使用を中止してください。中止しても症状が続く場合や、毛穴が赤く腫れて痛みを伴う場合は、自己判断でケアを続けず、皮膚科を受診しましょう。肌が敏感に傾いている時期は、新しい製品を使う前に腕の内側などで試してから顔に使うと安心です。
ちふれのクレンジングオイルと角栓に関するよくある質問(FAQ)
Q1. クレンジングオイルで角栓は本当に取れますか?
A. 1回のクレンジングで角栓がすべて取れるとは考えにくいです。(詳細)
ちふれのクレンジング オイルは角栓の皮脂側になじむ一方、古い角質(タンパク質)を分解する成分を含まないため、毎日のクレンジングで皮脂汚れを残さないことが、毛穴まわりを清潔に保つ一つの方法と考えられます。
Q2. ちふれのクレンジング オイルは角栓ケアに向いていますか?
A. 角栓専用ではなく、メイクと皮脂汚れを落とす製品です。(詳細)
Q3. 角栓が気になるとき、乾いた手と濡れた手のどちらで使えばいいですか?
A. 公式は、落ちにくいメイクをしっかり落としたいときは乾いた手を勧めています。(詳細)
ぬれた手でも使えますが、水分があるとオイルが油性の汚れとなじみにくくなると考えられるため、小鼻の皮脂汚れが気になる日は、手と顔の水気を拭いてから使うほうが向いています。
Q4. クレンジングオイルは毎日使っても乾燥しませんか?
A. 使い方しだいで、乾燥の感じ方は変わります。(詳細)
ポンプ2〜3回分の適量で、こすらず短時間でなじませ、ぬるま湯で洗い流し、洗顔後に保湿をすることが基本です。ノーメイクの日などは、必要以上に使わないことも検討してください。つっぱりや赤みが続く場合は使用を見直しましょう。
Q5. 角栓が取れない、黒ずみが続くときは皮膚科に相談すべきですか?
A. 赤みや痛みを伴う場合は、皮膚科への相談をおすすめします。(詳細)
セルフケアを続けても毛穴の状態が気になる場合も、皮膚科への相談をおすすめします。自己判断で押し出したり、強い角質ケアを重ねたりすると、肌を傷つけるおそれがあります。
まとめ|成分と使い方を知って、ちふれのクレンジングオイルを角栓ケアの一部に
ちふれの「クレンジング オイル」は、メイクと皮脂汚れを落とす毎日のクレンジングとして使い、角栓の角質側には別のケアを足すと考えるのが現実的です。
- 公式のうたい文句:メイク落としの製品で、角栓や毛穴への記載はなく、成分表にも酵素やサリチル酸はない
- 使い方:乾いた手と顔でポンプ2〜3回分を軽くなじませ、よく洗い流して洗顔料で仕上げる
- 併用ケア:酵素洗顔などは週1〜2回を目安に、保湿を欠かさない
- 避けること:押し出し・毛穴パック・長時間マッサージ。赤みやかゆみが出たら中止し、続く場合は皮膚科へ
角栓は一朝一夕で変わるものではありませんが、摩擦を避けた毎日のケアを続けることが、肌をすこやかに保つことにつながると考えられます。
※本記事は一般的なスキンケア情報を目的としており、特定の効果効能を保証するものではありません。肌状態に不安がある場合は、皮膚科専門医へご相談ください。