「KISOのバランシングエッセンスAZを買いたいけれど、AZ15やAZ20とどう違うのか分からない……」
と、夜の洗面所で商品ページを見比べて手が止まっていませんか?
品番も名前も似ているうえ、「アゼライン酸誘導体15%」「アゼライン酸15%」と表記が分かれていて、自分が見ている製品がどれなのか確かめにくい状態です。実は、バランシングエッセンスAZ(No.053)は公式がアゼライン酸誘導体15%配合とする美容液で、AZ15・AZ20はアゼライン酸そのものを使う別製品です。公式の全成分表示は25種で、濃度までは書かれていません。この記事では、公式ページで確認できた範囲に絞って、品番の違い、全成分の読み方、口コミの読み取り方、使う前の4つの確認点を解説します。
バランシングエッセンスAZとは?AZ15・AZ20との3つの違い
【結論】バランシングエッセンスAZは「誘導体」を使う製品、AZ15・AZ20は「アゼライン酸そのもの」を使う製品で、同じ名前の一部を共有していても別の製品です。
KISOを展開する株式会社基礎化粧品研究所(KISOCARE)の公式ページでは、バランシングエッセンスAZ(No.053、30ml、約2か月分)を「アゼライン酸誘導体15%配合美容液」としています。アゼライン酸誘導体※1とは、アゼライン酸を水に溶けやすい形に変えた成分の総称です。
※1:アゼライン酸誘導体とは アゼライン酸に別の分子を結合させるなどして、水に溶けやすくした成分のことです。成分表示では「アゼロイルジグリシンK」などの名称で書かれます。
この製品の全成分表示にあるのは「アゼロイルジグリシンK※2」で、アゼライン酸誘導体の一種です。
※2:アゼロイルジグリシンKとは アゼライン酸とグリシン(アミノ酸)を結合させ、カリウム塩にした水溶性の成分です。
なお、「AZ」という略称の由来は、確認できた公式の説明文には書かれていません。アゼライン酸にちなんだ呼び名と推測できますが、本記事では断定しません。
| 製品 | 公式情報から確認できること |
|---|---|
| バランシングエッセンスAZ (No.053) |
公式表記は「アゼライン酸誘導体15%配合」。全成分にアゼロイルジグリシンKを確認 |
| AZ15(No.070) AZ20(No.071) |
誘導体ではなく、アゼライン酸そのものを使う別製品(プレスリリースなどで確認) |
違いは次の3点に整理できます。
1. 配合している成分の形が違う
バランシングエッセンスAZは水に溶けやすい誘導体、AZ15・AZ20はアゼライン酸そのものです。誘導体について調べた結果を、アゼライン酸そのものの話として読み替えることはできません。
2. 「%」の意味を同じ基準で比べられない
「誘導体15%」と「アゼライン酸15%」「同20%」は、含まれるアゼライン酸の量が同じ基準になりません。数字の大小だけで強さを比べることは避けましょう。
3. 表記ゆれがある
公式ページは「アゼライン酸誘導体15%」、プレスリリースは「アゼライン酸15%」と書いており、媒体によって表記が異なります。購入前は、品番(No.053)と全成分表示を公式ページで確認するのが確実です。
公式の全成分25種を役割別に読む|アゼロイルジグリシンKを中心に
【結論】公式の全成分25種は、アゼロイルジグリシンKを中心に、ビタミン系・ヒアルロン酸系・植物エキス・処方を支える成分に分けて読むと全体像をつかめます。
公式ページ(kisocare.co.jp)の全成分表示は、水、アゼロイルジグリシンK、BG、プロパンジオール、ペンチレングリコール、アスコルビルリン酸Na、ナイアシンアミド、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、ティーツリー葉エキス、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリン、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化銀です。
全成分は配合量の多い順に並ぶのが原則のため、水の次に誘導体が書かれていることから、配合量が比較的多い成分と読み取れます。ただし、1%以下の成分は順不同でよいとされており、表示から実際の濃度は分かりません。
| 区分 | 該当する成分 |
|---|---|
| アゼライン酸誘導体 | アゼロイルジグリシンK |
| ビタミン系 | アスコルビルリン酸Na、ナイアシンアミド |
| ヒアルロン酸系(4種) | アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na |
| 植物エキス(8種) | ティーツリー葉、ツボクサ、オウゴン根、イタドリ根、カンゾウ根、チャ葉、ローズマリー葉、カミツレ花 |
| 多価アルコール・処方を支える成分 | BG、プロパンジオール、ペンチレングリコール、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリン、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化銀 |
ビタミン系|アスコルビルリン酸Naとナイアシンアミド
アスコルビルリン酸Na※3は、ビタミンCを安定した形にした誘導体です。化粧品の範囲では、肌を整える目的で使われることがある成分です。
※3:アスコルビルリン酸Naとは ビタミンC(アスコルビン酸)にリン酸を結合させて壊れにくくした、水溶性のビタミンC誘導体です。
ナイアシンアミド※4はビタミンB3の一種で、化粧品では整肌成分や保湿成分として配合されることがあります。
※4:ナイアシンアミドとは ビタミンB3の一種で、化粧品では整肌や保湿を目的に配合される成分です。
ヒアルロン酸系|4種が並ぶ
ヒアルロン酸系は、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na※5、加水分解ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Naの4種が配合されています。いずれも保湿を目的に使われることが多い成分で、分子の大きさや構造が異なる種類を組み合わせる設計と読めます。
※5:ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Naとは ヒアルロン酸どうしを結びつけた保湿成分で、化粧品では保湿を目的に配合されることが多い成分です。
植物エキス8種と、処方を支える成分
植物エキスは、ティーツリー葉、ツボクサ、オウゴン根、イタドリ根、カンゾウ根、チャ葉、ローズマリー葉、カミツレ花の8種です。化粧品では整肌や保湿を目的に配合されることが多い成分群です。BGやプロパンジオールなどの多価アルコール※6は保湿や溶剤として、キサンタンガムなどは使用感の調整に使われます。ホウケイ酸(Ca/Na)と酸化銀については、公式の全成分表示に役割の説明がないため、本記事では用途を断定しません。
※6:多価アルコールとは 水酸基(-OH)を複数もつアルコールの総称で、化粧品では保湿や溶剤の目的で配合されることがあります。
口コミを読むときの3つの注意点
【結論】口コミは個人の感想であり、効果の裏づけにはなりません。読むときは品番・肌質・使用期間を確かめましょう。
口コミを読むときは、次の3点を確かめてください。
1. 品番が混在していないか
同じブランドでAZ15・AZ20も販売されており、「AZ」と書かれた感想がどの品番か確認できない場合があります。
2. 肯定的な声に偏りやすい
公式サイトや紹介記事に掲載される口コミは、掲載する側が選んだものである可能性があります。ベタつき・保湿の物足りなさ・刺激といった声も、あわせて探すと判断材料が偏りにくくなります。
3. 刺激の感じ方は個人差が大きい
刺激の感じ方は、肌の状態や使い始めの頻度で変わります。他の人が問題なく使えた事例があっても、自分の肌で同じになるとは限りません。
使い方の流れと、使う前の4つの確認点
【結論】使う前は、パッチテスト、少量からの開始、他の有効成分との併用、肌状態の確認の4点を押さえると、刺激が出にくくなる可能性があります。
使い方の基本は、洗顔後に化粧水で整え、美容液を重ね、最後に保湿クリームで仕上げる流れです。具体的な使用量や回数は、製品に付属する説明書と公式ページの記載に従ってください。
1. パッチテストを行う
初めて使う前に、腕の内側などでパッチテスト※7を行います。24〜48時間ほど赤みやかゆみが出ないかを確かめます。
※7:パッチテストとは 顔全体に使う前に、腕の内側などの目立たない部位に少量を塗り、肌に異常が出ないか確かめる方法です。
2. 少量・低頻度から始める
最初は夜だけなど控えめな頻度から試し、問題がなければ様子を見ながら増やします。
3. 他の有効成分とは間隔をあける
レチノール※8や酸類(AHA・BHA)※9など刺激を感じやすい成分を使っている場合は、同じ日に重ねず、日を分けるなど慎重に試してください。
※8:レチノールとは ビタミンAの一種で、エイジングケア化粧品に配合される成分です。
※9:AHA・BHAとは 角質ケアに使われる酸の総称で、AHAはグリコール酸などのα-ヒドロキシ酸、BHAはサリチル酸などのβ-ヒドロキシ酸を指します。
4. 肌が揺らいでいる時期は使用を控える
日焼け後や肌荒れ、乾燥が強い時期は、普段使えている美容液でもピリつくことがあります。保湿を優先し、落ち着いてから再開しましょう。
やめるべきサインと皮膚科を受診する目安
【結論】赤み・かゆみ・ヒリヒリ感が続くときは使用を中止し、症状が治まらなければ皮膚科を受診してください。
次の症状が出たら、すぐに使用をやめてぬるま湯で洗い流します。
- 強いヒリヒリ感、赤み、かゆみ、腫れ、水ぶくれが出た
- 使用を中止しても、赤みやかゆみが数日以上続く
- 症状が顔の広い範囲に広がってきた
- ニキビが痛みを伴って増えている、または赤みが引かない
- 妊娠中・授乳中で、使ってよいか判断できない
バランシングエッセンスAZに関するよくある質問(FAQ)
【結論】購入前に迷いやすい全成分・品番・敏感肌での使い方などを、5つの質問にまとめました。
Q1. バランシングエッセンスAZの全成分は?アゼロイルジグリシンKとは何ですか?
A. 公式の全成分表示は25種で、水の次にアゼロイルジグリシンKが書かれています。(詳細)
Q2. 「AZ」「AZ15」「AZ20」の違いは何ですか?
A. バランシングエッセンスAZは誘導体、AZ15・AZ20はアゼライン酸そのものを使う別製品です。(詳細)
「AZ」の語源は、確認できた公式の説明に書かれていないため断定できません。購入前に品番(No.053・No.070・No.071)を確認してください。
Q3. 敏感肌でも使えますか?
A. 使えるとは断定できません。まずパッチテストを行い、少量・低頻度から始めて様子を見てください。(詳細)
肌質や状態によって感じ方が異なります。強い赤みやヒリつきが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科を受診してください。
Q4. 使う順番は?
A. 洗顔→化粧水→バランシングエッセンスAZ→保湿クリームの順が基本です。(詳細)
使用量と頻度は、製品に付属する説明書と公式ページの記載に従ってください。
Q5. 価格や購入先はどこで確認できますか?
A. 価格は時期や販売先で変わるため、公式ページ(kisocare.co.jp)で最新の情報を確認してください。(詳細)
AZ15・AZ20と取り違えないよう、購入時は品番も確認しましょう。
まとめ|品番と全成分を確認してから選ぶ
【結論】バランシングエッセンスAZは、品番と全成分を確認し、使う前の4点を守って選ぶことが大切です。
バランシングエッセンスAZは、公式がアゼライン酸誘導体15%配合とする美容液で、AZ15・AZ20とは別の製品です。
- 品番の違い:No.053は誘導体、AZ15(No.070)・AZ20(No.071)はアゼライン酸そのもの。
- 全成分:25種で、水の次にアゼロイルジグリシンK。濃度は表示から分からない。
- 口コミの読み方:品番の混在と、掲載される声の偏りに注意する。
- 使う前の確認:パッチテスト、少量から、他成分との間隔、肌状態の4点。
スキンケアは一朝一夕で結果が出るものではなく、肌に合うか確かめながら継続することが大切です。
【注意】本記事は一般的なスキンケア情報を目的としており、特定の効果効能を保証するものではありません。肌状態に不安がある場合は、皮膚科専門医へご相談ください。