緑の森を背景にした水滴

「仕事帰りにマツキヨ(マツモトキヨシグループ)の美容売り場で『ザ・レチノタイム』を手に取ったけれど、ナリスの製品なのか、本当にレチノール(=ビタミンAの一種)が入っているのか分からない。前にレチノールで頬がヒリヒリして皮がむけたから、買ってから後悔したくない…」
と悩んでいませんか?

実は、ブランド名の印象だけで「レチノール配合かどうか」を判断することは困難です。しかし、パッケージの全成分表示と有効成分の表記を購入前に確認すれば、自分で確かめることは十分に可能です。

今回調べた範囲では、ナリス化粧品の自社ブランドでレチノール配合を確認できた製品は見つかりませんでした。報道では、「ザ・レチノタイム」はマツキヨココカラ&カンパニー(マツモトキヨシグループ)とナリス化粧品の共同開発ブランドとされ、配合成分は製品ごとに確認が必要です。 この記事では、分かっていることと分からないことの整理から、全成分表示の見方、表示名の違い、使い始めの慣らし方、併用の注意点、やめるべきサインまで解説します。

ナリスのレチノール製品はある?分かっていること3点

結論からお伝えすると、確認できた範囲で分かっているのは「ザ・レチノタイムが共同開発ブランドと報じられていること」「報道で紹介された2製品の有効成分はナイアシンアミド(=ビタミンB3の一種)とされていること」「濃度は公表が確認できないこと」の3点です。

ザ・レチノタイムは報道で共同開発ブランドとされている

薬事日報(yakuji.co.jp)の紹介記事と美的.comの記事では、「ザ・レチノタイム」はマツキヨココカラ&カンパニーとナリス化粧品が共同開発した、マツモトキヨシグループでの限定販売ブランドと紹介されています。ナリス化粧品の自社ブランドとして案内されているわけではないため、「ナリスのレチノール」を探すときは、ナリスの公式製品一覧だけでなく、マツモトキヨシ側の販売ページも確認する必要があります。

確認できた有効成分と、確認できていないこと

報道では、リンクルクリームとリンクルパワーセラムは医薬部外品(=有効成分ごとに効能の承認を受けた製品)と紹介され、有効成分はナイアシンアミド(=ビタミンB3の一種)とされています。承認内容は公式ページで確認できていません。医薬部外品の効能は、製品に配合された有効成分ごとに国が承認したものに限られるため、レチノールの効果を示す表示とは別のものとして読む必要があります。

一方で、次の点は確認できていません。

  • 各製品にレチノール系成分が配合されているかどうか(公式の全成分表示の本文を確認できていません)
  • 配合濃度(確認した範囲で数値の記載は見当たりませんでした)
  • 2026年時点の販売状況(今回参照した記事の発行日は確認できていないため、最新の販売元ページで確かめてください)

数値や配合を推測で書くことはしません。必ずお手元の製品、または販売元の最新ページで確かめてください。

購入前に全成分表示で確認する4つのポイント

結論からお伝えすると、確認すべきは「有効成分の欄」「全成分表示のレチノール系の表記」「掲載順」「販売ページと商品パッケージの一致」の4つです。

  • 有効成分の欄:医薬部外品には「有効成分」が別に記載されます。効能の表示は、この欄に載った有効成分ごとに国が承認したものに限られるため、承認内容の確認はこの欄と販売元の公式ページで行ってください。
  • 全成分表示のレチノール系の表記:「レチノール」「パルミチン酸レチノール」「レチノールパルミチン酸エステル」など、どの名称が書かれているかを見ます。製品名に「レチノ」とあっても、実際の表示は別問題です。
  • 掲載順:化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に記載するとされています(1%以下の成分は順不同でよいとされています)。後ろの方に載っていれば、少量である可能性があります。
  • 販売ページと商品パッケージの一致:通販ページの成分表と、届いた箱・容器の表示を見比べます。リニューアルで処方が変わっている場合があるためです。

「レチノールパルミチン酸エステル」と「パルミチン酸レチノール」は同じ?

結論からお伝えすると、どちらもビタミンAとパルミチン酸(=脂肪酸の一種)が結びついた成分を指す名称と考えられます。製品の区分によって、医薬部外品では「レチノールパルミチン酸エステル」、化粧品では「パルミチン酸レチノール」と表示される場合があります。

  • 医薬部外品の表示名:医薬部外品では、医薬部外品用の名称で表示される場合があります。
  • 化粧品の表示名:化粧品では、化粧品の表示名称(日本の化粧品表示で使われる名称)で表示される場合があります。
  • レチノールとの違い:どちらもレチノール(=ビタミンAの一種)そのものではなく、レチノールを別の形に変えた「誘導体」です。肌での感じ方や刺激の出方は、レチノールと同じとは限りません。

同じ成分でも名前が違って見えるため、表記の違いで「別の成分が入っている」と誤解しないようにしましょう。なお、今回調べた範囲では、ザ・レチノタイムの各製品にこれらの成分が配合されているかを公式の本文で確認できていません。

使い始めの頻度と量は?4週間の慣らし方

バスローブ姿で目を閉じてスキンケアをする女性

結論からお伝えすると、レチノール系成分を含む製品を使い始めるときは、「パッチテスト」「夜のみ」「少量」から始め、頻度は週2〜3回を一例として考えてください。頻度と量は必ず製品の使用方法に従ってください。

パッチテスト

初めて使う前に、腕の内側などに少量を塗り、24時間ほど様子を見ます。赤み・かゆみが出た場合は使用を中止してください。

夜のみ週2〜3回から増やす目安

  • 1〜2週目:夜のみ、週2回程度
  • 3〜4週目:肌に変化がなければ週3回程度
  • 4週目以降:様子を見ながら、頻度を上げるかどうかを判断

使い始めに出やすい赤み・皮むけ・乾燥(=レチノール系成分を使い始めたときに出る刺激反応で、A反応と呼ばれます)は、頻度を段階的に上げることで抑えやすくなる可能性があります。量は製品の使用方法に従い、目のまわりや口のまわりは避けて塗りましょう。

一緒に使うときの注意点3つ

木々の間から差し込む太陽の光

結論からお伝えすると、併用で意識したいのは「保湿」「日焼け止め」「刺激の重なり」の3つです。

  • 保湿:乾燥しやすくなる場合があるため、セラミド(=肌の表面で水分を保つ役割を持つ脂質の一種)などを配合した保湿剤で整えます。
  • 日焼け止め:レチノール系成分を使う期間は、日中の紫外線対策が欠かせません。夜に使っても、翌朝は日焼け止めを塗りましょう。
  • 刺激の重なり:ビタミンC誘導体(=ビタミンCを肌に届きやすい形にした成分)や、AHA・BHA(=古い角質をはがれやすくする成分)と同じ日に重ねると、一般的な注意として刺激を感じやすくなる場合があります。最初は日を分けて使いましょう。

ナイアシンアミドを有効成分とする製品を使っている場合も、新しい製品を足すときは1品ずつ追加すると、肌に合わなかったときに原因を見分けやすくなります。

やめるべきサインと皮膚科受診の目安

結論からお伝えすると、赤み・ヒリつき・かゆみ・腫れ・湿疹が出た場合、または皮むけが強い場合は、すぐに使用を中止してください。

  • 中止後も症状が数日続く、または悪化する場合は、皮膚科を受診しましょう。
  • 妊娠中・授乳中の方や、肌に持病がある方は、使う前に医師に相談してください。
  • 受診時は、使っていた製品名と全成分表示を持参すると相談しやすくなります。

ナリスのレチノールに関するよくある質問(FAQ)

結論からお伝えすると、ザ・レチノタイムの配合成分は、製品ごとの全成分表示と最新の販売ページで確かめてください。

Q1. ザ・レチノタイムにレチノールは入っていますか?

A. 公式の全成分表示を確認できていないため、この記事では断定できません。パッケージの全成分表示で確認してください。(詳細)

確認できた報道ベースの情報では、リンクルクリームとリンクルパワーセラムの有効成分はナイアシンアミドと紹介されており、レチノールの記載は見当たりませんでした。ほかの製品については、各製品の表示で確認が必要です。

Q2. 医薬部外品と化粧品で、レチノールの表示名は違いますか?

A. 同じ成分でも、医薬部外品と化粧品で表示名が異なる場合があります。(詳細)

たとえば、ビタミンAとパルミチン酸が結びついた成分は、医薬部外品では「レチノールパルミチン酸エステル」、化粧品では「パルミチン酸レチノール」と表示される場合があります。実際の表示は各製品の成分表示で確認してください。

Q3. 配合濃度は何%ですか?

A. 確認した範囲では、濃度の公表は見当たりませんでした。(詳細)

数値を推測で示すことはできません。濃度の記載がない製品では、全成分表示の掲載順などを手がかりにしつつ、少量から試してください。

Q4. どこで買えますか?

A. 報道ベースでは、マツモトキヨシグループの店舗とオンラインストアでの限定販売と紹介されています。(詳細)

2026年時点の取り扱い状況は確認できていないため、購入前に販売元の最新ページで確認してください。

Q5. レチノール系成分とナイアシンアミドは、どちらを選べばよいですか?

A. どちらが合うかは、肌の状態や目的、使う製品の表示によって変わります。(詳細)

この2つは別の成分で、医薬部外品の効能の表示は有効成分ごとに決まっています。迷う場合は、ドラッグストアの登録販売者や皮膚科医に相談してください。

まとめ|買う前に確かめる3つのこと

結論からお伝えすると、ナリスの製品にレチノール系成分が入っているかは、製品名や印象ではなく、全成分表示と有効成分の表記で確かめることが大切です。今回調べた範囲では、ナリス自社ブランドでレチノール配合を確認できた製品は見つかっていません。

  • ブランドの確認:報道では、ザ・レチノタイムはナリスとマツキヨココカラ&カンパニーの共同開発ブランドとされており、ナリスの自社製品一覧とは別に確認する。
  • 成分の確認:有効成分の欄と、全成分表示のレチノール系の表記を見る。
  • 使い方:パッチテストのうえ、夜のみ・少量から始め、頻度は週2〜3回を一例として製品の使用方法に従う。保湿と日焼け止めを併用する。

肌に合う頻度で、無理なく続けることが大切です。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。肌トラブルが続く場合は皮膚科医にご相談ください。

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