「スキンケアを丁寧に頑張っているのに、The Ordinaryのレチノールは種類が多すぎてどれを買えばいいか分からない…」
と悩んでいませんか?
実は、海外製品のレチノールは日本の市販品よりも濃度が高いことが多く、選び方や使い方を間違えると皮むけや赤みが長引く可能性があります。しかし、自分の肌レベルに合った濃度を選び、正しい手順で使えば、肌にハリとツヤを与えるケアが十分に可能です。
The Ordinaryのレチノールは、初心者は「グラナクティブレチノイド2%」から始め、夜の保湿ケアの前後で数滴を使用し、ビタミンCやピーリング系の成分とは併用しないことが重要です。
この記事では、The Ordinaryレチノールの種類と濃度の選び方から、正しい塗る順番、併用NG成分、そして冷蔵庫保管などの特有の注意点まで詳しく解説します。
The Ordinaryのレチノールはどれを選ぶ?2つの違いと濃度
【結論】初心者は刺激の少ない「グラナクティブレチノイド」、上級者は濃度の選べる「純粋レチノール」を選びましょう。
The Ordinary(ジオーディナリー)のレチノール製品は、大きく分けて2つのカテゴリーが存在します。それぞれの特徴と、自分の肌状態に合わせた選び方を解説します。
初心者向け:刺激の少ない「グラナクティブレチノイド」
レチノールによるA反応(赤みや皮むけなどの反応のこと)が不安な方や、初めてThe Ordinaryを使う方には、「グラナクティブレチノイド」シリーズが適しています。
グラナクティブレチノイドは、純粋なレチノールと比べて肌への刺激が穏やかになるように設計された次世代のレチノイド(=ビタミンA誘導体の総称のこと)です。
- グラナクティブレチノイド 2% エマルジョン:乳液のようなテクスチャーで、初めての方に最も適しています。
- グラナクティブレチノイド 2% イン スクワラン:スクワランオイルベースで、乾燥が気になる方に適しています。
- グラナクティブレチノイド 5% イン スクワラン:2%に慣れた方のステップアップ用です。
まずは2%から始め、肌が慣れてから徐々に濃度を上げることをおすすめします。
上級者向け:「純粋レチノール(イン スクワラン)」
日本の市販レチノールや低濃度の製品で肌が慣れており、より積極的なエイジングケア(=年齢に応じたお手入れのこと)を取り入れたい方には、「純粋レチノール」のシリーズが選択肢に入ります。
The Ordinaryの純粋レチノールは、保湿成分であるスクワランをベースにしており、以下の3つの濃度が展開されています。
- レチノール 0.2% イン スクワラン:純粋レチノールの中では低濃度。グラナクティブレチノイドからの移行に。
- レチノール 0.5% イン スクワラン:中濃度。0.2%を使い切り、問題がなかった方向け。
- レチノール 1% イン スクワラン:高濃度。A反応のリスクが高いため、上級者向けです。
純粋レチノールは効果が期待できる反面、刺激も強くなりやすいため、0.2%から慎重にスタートすることが重要です。
The Ordinaryレチノールの正しい使い方・塗る順番
【結論】必ず夜のみ使用し、化粧水や水溶性美容液の後に2〜3滴を塗布します。
レチノール製品は、正しい順番と適量を守ることで、トラブルのリスクを抑えながら肌のキメを整えることができます。
夜のスキンケアでの正しい順番
The Ordinaryのレチノールは、紫外線によって成分が分解されやすく、使用中の肌は紫外線に敏感になるため、必ず夜のスキンケアで使用します。
基本的な順番は以下の通りです。
スクワランベースのものはオイル状なので、水分の多いアイテムの後に使うことで肌になじみやすくなります。エマルジョンタイプも同様に、化粧水の後に使用します。
適量と塗り方のコツ
一度の使用量は、スポイトで2〜3滴が目安です。
- 2〜3滴を手にとり、手のひらで軽く広げます。
- 顔全体に薄く、優しくなじませます。
- 皮膚が薄い目元や口角、小鼻の脇は刺激を感じやすいため、最初は避けて塗るか、あらかじめクリームを塗って保護しておくと安心です。
- 首やデコルテまで伸ばすことも可能ですが、首の皮膚も薄いため注意が必要です。
最初は「週に2回」程度から始め、赤みや皮むけが出ないかを確認しながら、数週間かけて「1日おき」「毎日」と頻度を増やしていくのが失敗を防ぐコツです。
【注意】併用不可の成分と相性の良い成分
The Ordinaryは高濃度の単一成分美容液が多いため、組み合わせ(併用)には独自のルールが設けられています。
一緒に使ってはいけない(併用NG)成分
レチノール使用時は肌がデリケートになっているため、刺激を重ねるような以下の成分とは同じスキンケアのタイミング(同じ夜)での併用を避けてください。
これらの成分を使いたい場合は、「朝はビタミンC、夜はレチノール」と時間を分けるか、曜日で交互に使用することをおすすめします。
併用をおすすめする成分(保湿)
レチノール使用中は肌の水分が奪われやすくなるため、保湿成分をしっかり補うことで、乾燥によるバリア機能の低下を防ぎます。
レチノールを塗った後は、必ず重ためのクリームでフタをし、肌の乾燥を防ぐことが重要です。
The Ordinary特有の注意点!保管方法と使用期限
【結論】純粋レチノールは「冷蔵庫保管」が必須であり、開封後3ヶ月以内に使い切る必要があります。
The Ordinaryの製品は防腐剤や安定剤の配合がシンプルに設計されていることが多く、特にレチノールは温度や光にデリケートです。
純粋レチノールは「冷蔵庫保管」が必須
純粋レチノール(レチノール イン スクワランのシリーズ)は、熱と酸素に非常に弱いため、開封後は必ず冷蔵庫で保管してください。
常温で放置すると成分が劣化し、期待する効果が得られなくなるだけでなく、肌トラブルの原因になる可能性があります。グラナクティブレチノイドシリーズも、高温多湿を避け、冷暗所での保管が推奨されますが、メーカー公式として冷蔵庫保管が強く推奨されているのは純粋レチノールです。
開封後3ヶ月を目安に使い切る
The Ordinaryのレチノール製品は、鮮度を保つために開封後3ヶ月以内(パッケージのPAOマークが3M)に使い切ることが推奨されています。
3ヶ月を過ぎたものは成分が酸化し、刺激に変わる恐れがあるため、もったいないと感じても使用を中止し、新しいものに買い替えることをおすすめします。
A反応(赤み・皮むけ)が起きたときの対処法と受診の目安
レチノールの使用初期には、ターンオーバー(=肌の生まれ変わりのこと)が促進されることで、赤み、乾燥、ヒリヒリ感、薄い皮むけなどが起こることがあります(A反応)。
- 頻度と量を減らす:毎日から週1〜2回へ、使用量も1滴に減らす。
- 塗る順番を変える:クリームを塗った「後」にレチノールを塗り、直接肌に触れる濃度を和らげる。
- 徹底的に保湿する:乾燥を防ぐことが最も重要です。
【皮膚科受診の目安】
「痛みを伴う強い赤み」「顔全体が腫れる」「ジクジクと汁が出る」「1〜2週間休んでも治らない」といった症状は、単なるA反応ではなく接触性皮膚炎(かぶれ)の可能性が高いと考えられています。このような異変を感じた場合は直ちに使用を中止し、製品を持参して皮膚科専門医の診察を受けてください。
The Ordinaryレチノールに関するよくある質問(FAQ)
Q1. The Ordinaryのレチノールは初心者でも使えますか?
A. 刺激が穏やかな種類を選べば使用可能です。(詳細)
初めての方は、純粋レチノールではなく「グラナクティブレチノイド 2% エマルジョン」などの刺激が少ないタイプから始めるのが推奨されています。パッチテストを行ってから顔に使用してください。
Q2. どの順番で塗ればいいですか?
A. 化粧水や水溶性美容液の後、クリームの前に塗ります。(詳細)
洗顔後、ウォーターベースのアイテムで水分を補い、The Ordinaryのレチノールを2〜3滴なじませた後、最後に乳液やクリームでフタをして乾燥を防いでください。
Q3. 冷蔵庫で保管する必要がありますか?
A. 純粋レチノール(イン スクワラン)は冷蔵庫保管が必須です。(詳細)
レチノールは熱と酸素に弱く劣化しやすいため、開封後は冷蔵庫に入れ、3ヶ月を目安に使い切ることがメーカーから推奨されています。グラナクティブレチノイドも冷暗所での保管が安心です。
Q4. ビタミンCやナイアシンアミドと併用してもいいですか?
A. ピュアビタミンCとの同時使用はNGです。ナイアシンアミドは併用可能です。(詳細)
Q5. 毎日使ってもいいですか?
A. 肌が慣れれば毎日使えますが、最初は週2回から始めましょう。(詳細)
いきなり毎日使うとA反応が出やすくなります。まずは週に2回夜のみ使用し、2〜3週間様子を見て問題がなければ、1日おき、毎日と徐々に頻度を増やしていくのが安全な使い方です。
まとめ|The Ordinaryレチノールは低濃度から正しく使おう
The Ordinaryのレチノールは、正しく選び、使い方を守ることで、肌のキメを整え、ハリのある健やかな肌状態を維持するお手入れが可能です。
- 選び方:初心者は「グラナクティブレチノイド 2%」、上級者は「レチノール イン スクワラン」
- 順番:夜のみ、ウォーターベースの化粧水の後に2〜3滴
- 併用NG:同じ夜にビタミンCやピーリング酸を使わない
- 注意点:純粋レチノールは冷蔵庫保管で3ヶ月以内に使い切る
レチノールによるケアは一朝一夕で解決するものではありませんが、肌の様子を見ながら数ヶ月間継続することで、徐々に肌の変化を感じられることが期待できます。
※本記事は一般的なスキンケア情報を目的としており、特定の効果効能を保証するものではありません。肌状態に不安がある場合は、皮膚科専門医へご相談ください。